みなさんは人工甘味料というものをご存知ですか?知っている人もいるかもしれませんが、今や様々な食べ物、飲み物に人工甘味料が使用されています。
人工甘味料はいわゆる食品添加物です。そんな人工甘味料が体にどんな影響を及ぼすのかを紹介していきたいと思います。
人工甘味料とは
まず甘味料というものは二種類あります。天然甘味料と合成甘味料です。文字どおり天然のもの、例えば、砂糖、蜂蜜、ブドウ糖などです。なお天然甘味料で人工的に作られるものも天然甘味料になるそうです。
対して合成甘味料は、人工的に作らないと地球上に存在しない甘味料のことです。主に食料品や飲料に使用されますが、一部歯磨き粉などにも使用されているようです。
そして人工甘味料とは、主に合成甘味料の事を指しますが、人工的に作られた天然甘味料のこともさす場合があります。
人工甘味料の種類
人工甘味料は種類がたくさんあります。今回は主に食品、飲料に使われる代表的なものを3つ紹介していきたいと思います。
アスパルテーム
1965年にアメリカで開発された合成甘味料です。砂糖のおよそ200倍の甘さを持つ甘味料です。カロリーは砂糖と全く同じの1グラムあたり4キロカロリー、主にダイエットペプシコーラなどの清涼飲料水に含まれている。
アセスルファムk
1967年にドイツで発見された合成甘味料です。アセスルファムkも砂糖のおよそ200倍の甘さを持つ甘味料です。カロリーはなんと驚異のゼロカロリーです。主にコカコーラゼロなどのゼロカロリー飲料に含まれている。
スクラロース
1976年にイギリスで開発された合成甘味料です。スクラロースはなんと砂糖のおよそ600倍の甘さを持つ甘味料です。カロリーはゼロカロリーです。こちらはお菓子やアイスなどにも多く使用されています。
人工甘味料のメリット・デメリット
続いて人工甘味料を使用するメリット、デメリットを紹介していきたいと思います。
人工甘味料を使用するメリット
人工甘味料を使用するメリットは、砂糖などの天然甘味料の何百倍の甘さがあり、同じ甘さを出そうとしても天然甘味料より使用量が少なくて済むことです。
さらに砂糖とカロリーが同じか、ゼロカロリーなので、ダイエットなどの効果があると言われています。
砂糖よりも少ない量で甘さを出せて、さらにカロリーも少ないと、まさに一石二鳥ですね。
人工甘味料を使用するデメリット
人工甘味料を使用するデメリットは、様々な病気への関連性が危惧されていることです。肝機能が低下するとか、下痢になるとか、血糖値がおかしくなるとか様々な情報があります。
また、カロリーがなく甘さがある物が自然界にはないため、脳がこれは有害なものと反応し、拒否反応が出たりすることがあるそうです。
所詮、食品添加物の一種なので、体にいいものとは言えませんね。
人工甘味料入りのカロリーオフ飲料は本当に痩せるのか
カロリーがなくても甘味はあるため、逆にインスリンが過剰分泌されるのではといわれています。さらに、脳が甘味に対して依存していき、どんどん甘いものを食べたくなるとも言われています。
また、恐らくカロリーオフ飲料を飲んで痩せたって人はあまりいないと思います。摂取カロリーを気にするよりも、運動などで代謝をあげることがダイエットでは重要だと思います。